ヒヨコ大学院生による看護科学の探求

看護師の資格を取り、三年勤務したのちに大学院に入学しました。論文を書きながら、がんサバイバー支援での看護研究者・臨床家の役割について考えています。

SASを用いた統計分析の復習【回帰と相関】

相関係数とは・・・

2つの変数間の関係の強さを数字によって表したもの。
通常は r によって示される。

  • 1もしくは1に近いほど相互に関係が強い。

2つの変数が両方とも計量データであれば、Pearsonの積率相関係数を用いる。
もし一方にでもカテゴリデータが含まれるのであれば、Spearmanの順位和相関係数を用いる。



回帰とは・・・

一方の変数の値を基準として、もう一方の値を決定づけること。
Y=a+bXで表される。

Xを説明【独立】変数、Yを目的【従属】変数と呼ぶ。
Xが一つであれば単回帰分析であり、Xが二つ以上になれば重回帰分析である。
どのようなX,Yに対しても回帰式を求めることは可能であるが、当てはまりが悪ければ使い物にならない。


相関と回帰の違い・・・

相関は r の絶対値が小さければ「関連が小さい」、「関連が見られない」という結論を出すものである。
回帰は予測のための式を立ててその当てはまりを見るものである。


単回帰と重回帰の詳しい内容については改めて復習します。