SASを用いた統計分析の復習【回帰と相関】
相関係数とは・・・
2つの変数間の関係の強さを数字によって表したもの。
通常は r によって示される。
- 1もしくは1に近いほど相互に関係が強い。
2つの変数が両方とも計量データであれば、Pearsonの積率相関係数を用いる。
もし一方にでもカテゴリデータが含まれるのであれば、Spearmanの順位和相関係数を用いる。
回帰とは・・・
一方の変数の値を基準として、もう一方の値を決定づけること。
Y=a+bXで表される。
Xを説明【独立】変数、Yを目的【従属】変数と呼ぶ。
Xが一つであれば単回帰分析であり、Xが二つ以上になれば重回帰分析である。
どのようなX,Yに対しても回帰式を求めることは可能であるが、当てはまりが悪ければ使い物にならない。
相関と回帰の違い・・・
相関は r の絶対値が小さければ「関連が小さい」、「関連が見られない」という結論を出すものである。
回帰は予測のための式を立ててその当てはまりを見るものである。
単回帰と重回帰の詳しい内容については改めて復習します。